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Ryuji Nozaki Solo exhibition 「線と影」開催のお知らせ
Ryuji Nozaki Solo exhibition
「線と影」
2024.4.6 – 14 *Closed on Monday
私は非完璧主義者だ。誰にとっても非の打ちどころなく完璧に仕上がったものには、美しさを感じる一方でなぜか冷たさと退屈さを感じてしまう。むしろ、完璧を追求し試行錯誤するなかで、自分以外の何かの影響を受け、それが想像し得なかった形に変化して目の前に現れたときにこそ、深い悦びを感じる。一見、同じような線を描き、同じような形を作ってみると、それぞれが少しずつ違った個性を持ち合わせている事に気がつく。それらをリピートし組み合わせることで新しい形が生まれ、そこに人間が持つ有機的な温度感が映し出される。加速するデジタルカルチャーの進化によって、今まで実現不可能と思っていた理想や仮想の、完璧とも思える具現化。そこから得る利便性と引き換えに、気が付かずに通り過ぎてしまう偶然性。
わかりやすい完璧さや合理性を追い求めるだけではなく、偶然や不完全なものにしか生まれない美や悦楽を、これらの作品を通じてあなた自身のなかに見出していただけたら幸いです。
Ryuji Nozaki
野崎隆司による、紙を使ったファインアートの初の個展として開催する今展は、ライフワークとなっている造形作品に、最新作となる緻密なペン描きの絵画作品数点を加えて展示いたします。
現代の美しさの先にあるものとは。
陽光眩い4月の空気の中での開催です。答えを見つけにぜひお運びくださいませ。
Ryuji Nozaki (Modeling Artist / Beauty visual creator)
メイクアップアーティストとしてアメリカ及びヨーロッパで10年間に及ぶ活動の後に帰国。そのキャリアを生かし、前衛的なBeauty visual作品を発表する傍ら、紙を素材にしたペーパーインスタレーション作品の展示など、立体作品や描画などの制作活動を行なっている。
2009年1月/ ビューティービジュアル展 「化粧写真」を発表
2011年3月/ビューティービジュアル展 「YORIWARA」 を発表
2013年6月 / 11e FESTIVAL INTERNATIONAL DE LA PHOTOGRAPHIE DE MODE & BEAUTE に入選
2015年6月/ 株式会社 竹尾 「エアラス&風光-the path of the wind」展にてペーパーインスタレーション作品を展示
2015年11月/ 横浜アリーナにてペーパーインスタレーション作品「Aurora Borealis」を展示
2019年4月 / ビューティービジュアル展「Face Couture」 を青山5610ギャラリーにて発表
2019年11月/ 大阪HERBIS ENTにて「Face Couture 大阪展」開催
2022年9月/ 東京 八重洲画廊にて写真家 Michael Hitoshi氏との合同展「立方体の秩序と円錐の不調和」を開催。紙を使った造形作品を展示
YURI HASEGAWA作品展 ”Incomplete” 開催のお知らせ
YURI HASEGAWA
Incomplete
2024.3.22〜31
Closed on Monday and Tuesday
長谷川有里さんが作るパペット(人形)たちは、一般的な世界の境界線から少しはみ出した、ワイルドなパペットたち。本物に似ているけれど、ちょっと違う。
ー みんな ”居場所のない人たち” 。
人形で私は、いつもあれこれ、そこにある「物語」を考えて、作っています。全ての人形が持っている物語。それが大事なんです。
そして、ユーモアは最重要。―
見ると誰もがクスッと笑顔になる、ユーモア溢れるパペットたちが並ぶ空間に広がる、たくさんの物語。
長谷川有里
現代美術家。三重県出身。決して本物にはなれない、大切にされるのはいっときだけ。そんな偽物という葬られるもの、忘れ去られるもの、捨てられる定めとしての儚い存在に焦点を当て、制作・発表を続ける。東京、名古屋、香川など各地のギャラリーで精力的に個展を開催。
Instagram @yurippe85
心踊る、春の訪れとともに開催となります。
この機会にぜひお運びくださいませ。
“ア屋” the beginning of exhibition in ayanoguchiaya 開催のお知らせ
“ア屋” the beginning of exhibition
in ayanoguchiaya
at SISON GALLERy
2024.3.3 Sun ~ 3.17 Sun
12:00~18:00
for all customers and press and friends
*Closed on Tuesday
見たことのないものはなんでも光り輝いていた。
全てが写る真っ白い五感を思い出すような、
少し懐かしいような新鮮さ。
常に何かの発展途中の楽しさ。
今年でSISON GALLERyの運営は7年目を迎え、並行して運営している服のレーベルayanoguchiaya の新作展示会は3年と少し経ちました。どちらもひとつの節目と感じた今回は、どちらの側からも一緒に楽しみたいと思い、ギャラリーでも交流の深い7組のアーティスト達とayanoguchiaya がコラボレートし今回の展示のために新たに製作した作品と、ayanoguchiaya の9回目の新作発表とあわせて展示販売する、新たな形の企画展を開催いたします。
少しお祭り気分をイメージして「ア屋」と銘打っての第一回目のスタートです。
ひとつひとつ、地道な手仕事で描かれたり縫い合わされたり形作られたりした中身の詰まった、触ることも使うことも着ることもできる実体のある芸術、個性豊かで色濃い世界を持つアーティストたちがそんなスペシャルな作品を制作、ayanoguchiayaでは新作にあわせて過去のサンプルなどをリメイクした一点物の作品的アイテムも出展する予定です。
ayanoguchiaya とSISON GALLERyが考える、よりアートギャラリー的な新しい展示の場となれば嬉しいです。どんな楽しい景色が見られるのか、新鮮なノスタルジーを確かめに、ぜひお出かけください。
[Artists line-up]
川地あや香/金工作家
小菅くみ/刺繍作家
高橋彩子/バッチ作家
つちやまり/陶芸家
長谷川有里/現代美術家
野口アヤ/デザイナー/シソンギャラリーディレクター
門田千明 作品展「ALL THINGS MUST PASS」 開催のお知らせ
Chiaki Kadota solo exhibition
「ALL THINGS MUST PASS」
2024.2.10 sat 〜20 tue
*Closed on 2.12 mon, 13 tue
*2.20 tue 12:00 - 17:00
彼女の絵の中の日常に息づく風景やモチーフは、様々なグレーで表現され、言葉にならない詩を生み出す。孤独で退屈な日常の一瞬が喜びとなる魔法。花、ぬいぐるみ、石垣、果物、犬、猫、箱、瓶、鳩、ワイングラス、キャンディ…
ファーストフードのバーガーセットも彼女の手にかかるとペールグレーのやわらかな静物となって完成する。沢山の色を使っているのに全てがグレイッシュ。でも優しい沢山の色のグレー。
「グレーは全ての色が混ざり合うと最後にグレーになる色。全てを内包するような心地なのです。」
2024年は惨事で始まり胸痛めるばかりですが、精一杯今を生きたく思うばかりです。日々、私の心を捉えるのは何気ない身近なモチーフ達です。ただただ毎日描かずには居られずにそれらを描き留めた作品群です。ぜひご自由にお楽しみ頂けましたら幸いです。
門田千明
Chiaki Kadota
1983年北海道生まれ。幼少期より油彩画を中心に絵画表現に親しみ、会社員、イラストレーターを経て2021年よりペインター活動を始める。普段の生活の中で出会う具象に漂う不可視な印象の表現を追求し、キャンバス以外にも衣類やレコードなどの様々なプロダクトを支持体として制作活動を行っている。
杉田真紀 × 平子貴俊 作品展 『life〜陶と木と〜』 開催のお知らせ
杉田真紀 × 平子貴俊
『life〜陶と木と〜』
―日々のなにげない生活や暮らしにそっと寄り添うものたち―
2024.1.13 Sat. ~ 21 Sun. 12:00~18:00
*月曜日休廊
*最終日17時まで
日常使いを楽しくする器やカトラリー。今回は、杉田真紀さんのカラフルな陶器と平子貴俊さんの温かみのある木の器やスプーンなど、2人の作り出す北海道の大自然の風景を感じさせる作品を展示、販売いたします。
杉田真紀:
北海道札幌市生まれ。
会社員時代から興味のあった陶芸教室に通い始める。2009年よりアシスタントを経て独立。space1-15にてアトリエ&ギャラリー『Mano』をオープン。現在は、同じ札幌市内に制作拠点を移し、個展やイベント等に出展している。
平子貴俊:
1971北海道帯広市生まれ。大学で建築工学や都市計画を学び、その後一度は会社勤めをするが、木工への思いが募り、退職。その後旭川市で木工技術を学んだ後、2011年北広島市で工房「cava craft」を開く。主に、北海道産の木を使い、彫刻刀や小刀等の手工具で1点1点制作している。器ショップでの販売のほか、様々なイベント等にも出展、また、不定期で全道各地にて木のものづくりワークショップも開催している。