News
YURI HASEGAWA作品展 ”Incomplete” 開催のお知らせ

YURI HASEGAWA
Incomplete
2024.3.22〜31
Closed on Monday and Tuesday
長谷川有里さんが作るパペット(人形)たちは、一般的な世界の境界線から少しはみ出した、ワイルドなパペットたち。本物に似ているけれど、ちょっと違う。
ー みんな ”居場所のない人たち” 。
人形で私は、いつもあれこれ、そこにある「物語」を考えて、作っています。全ての人形が持っている物語。それが大事なんです。
そして、ユーモアは最重要。―
見ると誰もがクスッと笑顔になる、ユーモア溢れるパペットたちが並ぶ空間に広がる、たくさんの物語。
長谷川有里
現代美術家。三重県出身。決して本物にはなれない、大切にされるのはいっときだけ。そんな偽物という葬られるもの、忘れ去られるもの、捨てられる定めとしての儚い存在に焦点を当て、制作・発表を続ける。東京、名古屋、香川など各地のギャラリーで精力的に個展を開催。
Instagram @yurippe85
心踊る、春の訪れとともに開催となります。
この機会にぜひお運びくださいませ。
“ア屋” the beginning of exhibition in ayanoguchiaya 開催のお知らせ

“ア屋” the beginning of exhibition
in ayanoguchiaya
at SISON GALLERy
2024.3.3 Sun ~ 3.17 Sun
12:00~18:00
for all customers and press and friends
*Closed on Tuesday
見たことのないものはなんでも光り輝いていた。
全てが写る真っ白い五感を思い出すような、
少し懐かしいような新鮮さ。
常に何かの発展途中の楽しさ。
今年でSISON GALLERyの運営は7年目を迎え、並行して運営している服のレーベルayanoguchiaya の新作展示会は3年と少し経ちました。どちらもひとつの節目と感じた今回は、どちらの側からも一緒に楽しみたいと思い、ギャラリーでも交流の深い7組のアーティスト達とayanoguchiaya がコラボレートし今回の展示のために新たに製作した作品と、ayanoguchiaya の9回目の新作発表とあわせて展示販売する、新たな形の企画展を開催いたします。
少しお祭り気分をイメージして「ア屋」と銘打っての第一回目のスタートです。
ひとつひとつ、地道な手仕事で描かれたり縫い合わされたり形作られたりした中身の詰まった、触ることも使うことも着ることもできる実体のある芸術、個性豊かで色濃い世界を持つアーティストたちがそんなスペシャルな作品を制作、ayanoguchiayaでは新作にあわせて過去のサンプルなどをリメイクした一点物の作品的アイテムも出展する予定です。
ayanoguchiaya とSISON GALLERyが考える、よりアートギャラリー的な新しい展示の場となれば嬉しいです。どんな楽しい景色が見られるのか、新鮮なノスタルジーを確かめに、ぜひお出かけください。
[Artists line-up]
川地あや香/金工作家
小菅くみ/刺繍作家
高橋彩子/バッチ作家
つちやまり/陶芸家
長谷川有里/現代美術家
野口アヤ/デザイナー/シソンギャラリーディレクター
門田千明 作品展「ALL THINGS MUST PASS」 開催のお知らせ

Chiaki Kadota solo exhibition
「ALL THINGS MUST PASS」
2024.2.10 sat 〜20 tue
*Closed on 2.12 mon, 13 tue
*2.20 tue 12:00 - 17:00
彼女の絵の中の日常に息づく風景やモチーフは、様々なグレーで表現され、言葉にならない詩を生み出す。孤独で退屈な日常の一瞬が喜びとなる魔法。花、ぬいぐるみ、石垣、果物、犬、猫、箱、瓶、鳩、ワイングラス、キャンディ…
ファーストフードのバーガーセットも彼女の手にかかるとペールグレーのやわらかな静物となって完成する。沢山の色を使っているのに全てがグレイッシュ。でも優しい沢山の色のグレー。
「グレーは全ての色が混ざり合うと最後にグレーになる色。全てを内包するような心地なのです。」
2024年は惨事で始まり胸痛めるばかりですが、精一杯今を生きたく思うばかりです。日々、私の心を捉えるのは何気ない身近なモチーフ達です。ただただ毎日描かずには居られずにそれらを描き留めた作品群です。ぜひご自由にお楽しみ頂けましたら幸いです。
門田千明
Chiaki Kadota
1983年北海道生まれ。幼少期より油彩画を中心に絵画表現に親しみ、会社員、イラストレーターを経て2021年よりペインター活動を始める。普段の生活の中で出会う具象に漂う不可視な印象の表現を追求し、キャンバス以外にも衣類やレコードなどの様々なプロダクトを支持体として制作活動を行っている。
杉田真紀 × 平子貴俊 作品展 『life〜陶と木と〜』 開催のお知らせ

杉田真紀 × 平子貴俊
『life〜陶と木と〜』
―日々のなにげない生活や暮らしにそっと寄り添うものたち―
2024.1.13 Sat. ~ 21 Sun. 12:00~18:00
*月曜日休廊
*最終日17時まで
日常使いを楽しくする器やカトラリー。今回は、杉田真紀さんのカラフルな陶器と平子貴俊さんの温かみのある木の器やスプーンなど、2人の作り出す北海道の大自然の風景を感じさせる作品を展示、販売いたします。
杉田真紀:
北海道札幌市生まれ。
会社員時代から興味のあった陶芸教室に通い始める。2009年よりアシスタントを経て独立。space1-15にてアトリエ&ギャラリー『Mano』をオープン。現在は、同じ札幌市内に制作拠点を移し、個展やイベント等に出展している。
平子貴俊:
1971北海道帯広市生まれ。大学で建築工学や都市計画を学び、その後一度は会社勤めをするが、木工への思いが募り、退職。その後旭川市で木工技術を学んだ後、2011年北広島市で工房「cava craft」を開く。主に、北海道産の木を使い、彫刻刀や小刀等の手工具で1点1点制作している。器ショップでの販売のほか、様々なイベント等にも出展、また、不定期で全道各地にて木のものづくりワークショップも開催している。
今泉敦子 Atsuko Imaizumi 『your garden~旅の最後に歩く花園~』 開催のお知らせ

2023.11.28 Tue 〜 12.13 Wed
*Closed on Monday
「人生の終わりにどんな風景が見えるのか。それがもし庭なら、その人の生き方や、見てきた景色で、それぞれ違う庭になると思うんです。こんな道を歩いてゴールの門をくぐりたいな、とか、自分が最後に歩くのはどんな花園だろう、とか、何か思いを巡らすきっかけになったらいいなと思っています」
今泉敦子は、草木が茂り花が咲き誇る北の果ての花園に魅了されて以来、草花の、与えられた命を生き切って、運命を受け入れ、淡々とそこにある命の姿を描き続けています。
2021年にSISON GALLERyで開催した前回の個展のテーマは『gateway ~帰る道~』。木漏れ日が射す森の中、生い茂る緑の中の轍や、どこかへ誘うように見え隠れする動物たちにサウダージを感じる展示でした。
今展では、昨年亡くなった母親との別れの影響から、帰る途、最後の花道、そして人生という旅の最終盤に歩く庭などをテーマに、草木が茂り花が咲き誇る花園をモチーフにした水彩と刺繍ドローイングの作品を制作。悲喜交々入り混じった庭から、そこへ辿り着いた人の人生、ひいては自分自身の人生を想像していただける作品たちが並ぶ空間となります。