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今泉敦子 Atsuko Imaizumi 『your garden~旅の最後に歩く花園~』 開催のお知らせ
2023.11.28 Tue 〜 12.13 Wed
*Closed on Monday
「人生の終わりにどんな風景が見えるのか。それがもし庭なら、その人の生き方や、見てきた景色で、それぞれ違う庭になると思うんです。こんな道を歩いてゴールの門をくぐりたいな、とか、自分が最後に歩くのはどんな花園だろう、とか、何か思いを巡らすきっかけになったらいいなと思っています」
今泉敦子は、草木が茂り花が咲き誇る北の果ての花園に魅了されて以来、草花の、与えられた命を生き切って、運命を受け入れ、淡々とそこにある命の姿を描き続けています。
2021年にSISON GALLERyで開催した前回の個展のテーマは『gateway ~帰る道~』。木漏れ日が射す森の中、生い茂る緑の中の轍や、どこかへ誘うように見え隠れする動物たちにサウダージを感じる展示でした。
今展では、昨年亡くなった母親との別れの影響から、帰る途、最後の花道、そして人生という旅の最終盤に歩く庭などをテーマに、草木が茂り花が咲き誇る花園をモチーフにした水彩と刺繍ドローイングの作品を制作。悲喜交々入り混じった庭から、そこへ辿り着いた人の人生、ひいては自分自身の人生を想像していただける作品たちが並ぶ空間となります。
比地岡陽子の器とアリシア・ベイ・ローレルの絵 “Ceramics by Yoko Hijioka & Drawings Paintings by Alicia bay Laurel”開催のお知らせ
比地岡陽子の器とアリシア・ベイ・ローレルの絵
“Ceramics by Yoko Hijioka & Drawings Paintings by Alicia bay Laurel”
2023.11.10 ~ 19 12:00 ~18:00 *Closed on Tuesday
鹿児島で作陶する比地岡陽子さんは、自然に溶け込むような質感、時折鈍く光る金彩使い、温かみのある白い作品など、比地岡さんのやさしくあたたかな人柄が感じられる器を作っています。
アリシアベイローレルは、ヒッピーコミューンでの生活の中で自然とともに生きる指南書「地球の上に生きる」(Living On The Earth)を1970年に出版、世界中に愛読者を持つアーティスト。オーガニックライフを提唱する姿勢は現在も変わらず、アートや音楽でその思想を伝え続けています。
シソンギャラリーでは、2018年に個展を開催しています。
「器を創る側になり始めた頃に出会ったアリシアの本「地球の上に生きる」。
都会育ちの私には、おとぎ話の世界に思えたその世界観。以来憧れを秘めながら、日々の暮らしに寄り添う器を作りたいという、今の思いにつながっていると思います。この度、ご一緒できることをとても光栄に思っています。」
比地岡陽子
「シソンギャラリーでの陶芸家の比地岡陽子さんとの2人展を開催できること、皆様に感謝します。本当は日本に来て皆さんとご一緒したいのですが、パートナーの看病で日本に行けません。どうか皆様にとって、素敵な冬の季節となりますように!」
アリシア・ベイ・ローレル
「20年来のファンであり友人であるアリシアと、普段から愛用している器作家の比地岡さん、このお2人の作品作りの根底にある思いや作品の質感などが美しく共鳴しあうと感じて、今回の展示開催の運びとなりました。また、今回はシソンギャラリー初の2人展(合同展)となります。」
シソンギャラリー 野口アヤ
今回の貴重なこの機会にぜひお運びくださいませ。
皆様のお越しをお待ちしております。
シソンギャラリー
Yoko Hijioka, a potter in Kagoshima, Japan, creates pottery with a texture that blends with nature, sometimes using a gold paint that shines softly, and warm white pieces that showcase her gentle and warm personality.
Alicia Bay Laurel is an artist who wrote, illustrated and designed Living on the Earth, a guide to living with nature in a hippie commune, which was first published in 1970, and which has had a worldwide readership. She continues to advocate an organic lifestyle, and to share her ideas through art and music. SISON GALLERy held a solo exhibition of her work in 2018.
“I came across Alicia's book, Living on the Earth, when I was beginning to create vessels. I was raised in the city, and the world of Alicia's book seemed like a fairy tale to me. However, it inspired a yearning to make things by hand that would be part of my daily life, which led me to create ceramic dishes. I am very honored to be exhibiting with Alicia.”
Yoko Hijioka
“I would like to thank Aya Noguchi for inviting me to present a two-person exhibition with ceramic artist Yoko Hijioka at SISON GALLERy. I really wish I could come to Japan to be with my beloved friends there, but my partner is ill, and I will not be able to go. All of you, please accept my best wishes for a wonderful winter season!"
Alicia Bay Laurel
“I have been a big fan and friend of Alicia for 20 years, and Yoko Hijioka is a favorite of mine. I felt that their underlying thoughts and the texture of their work resonate beautifully with each other. This is also the first joint exhibition of two artists at SISON GALLERy.”
Aya Noguchi, SISON GALLERy
We hope you will take this precious opportunity to visit our gallery.
We look forward to welcoming you.
SISON GALLERy
奥村乃 Dai OKUMURA Solo Exhibition “Japanese calligraphy” 開催のお知らせ
現代美術家の奥村乃さんの個展開催のお知らせです。
古い和紙に墨で自由に表現される書画は、書道の基本的な手法でありながら、モノクロのグラフィティ・アートのようなスタイルで、インスピレーション、記憶、ユーモア、無意味さ等から来る意識と無意識の絶妙なバランスの中で、即興やアートの一形態としての彼自身の「書」として表現されています。ときに風刺も込めたような、はっとさせられる作品群です。
今回、描き溜めた沢山の作品は、額装されたものと和紙そのままのもの、どちらも展示と販売もいたします。
2023.10.20 fri – 10.29 sun
13:00-19:00
*Closed on Monday
* 15:00~20:00 Reception on the first day
*Final day will close at 17:00
Dai Okumura 奥村乃
千葉県いすみ市在住のサーフィンを愛する古道具商にして現代美術家。コンテンポラリーアンティーク集団「畳」のリーダー。年に数回個展やグループ展 を行っている。
Art works of Dai Okumura expressed freely and easily on old washi (Japanese paper) with black sumi (Indian ink) with fundamental way of Japanese calligraphy, but more like style of black and white graffiti art, in the exquisite balance with consciousness and unconsciousness coming from his inspirations, memories, sense of humor, nonsenses, etc., as his own "Japanese calligraphy" as a form of improvisation or art.
Dai Okumura
Living in Isumi, Chiba at the Pacific coastal side and loving surf.
Also the founder of antique dealer group from Japan called t a t a m i (tatami-antiques.com).
ayanoguchiaya 08 collection exhibition “sign” 開催のお知らせ
ayanoguchiaya
08 collection exhibition
“sign”
朝の湿度、
淡いブルーの海の霧、
新緑
つかまえた蝶
光の皺
ワンピース
遠い太陽
乾かない絵の具、
油の匂い
暁に見た夢、
朧げな記憶
懐かしい、小さな気配、
どこかからの何かのサイン
*今回の新作は、現代美術家の奥村乃さんによる書画をプリントした第二弾のコレクションも展開します。新柄は、サインの様なモチーフを描いた作品をアレンジ。(イメージ画の服の油絵はそのイメージをデザイナー野口アヤが描いたものになります。)
*また、9月に開催された画家の山崎美弥子氏の個展に、コラボレーション参加した際に制作した、氏の作品をイメージしてグラデーションに本藍染めをしたドレスも展示いたします。
2023.10/4 Wed - 15 Sun
[Closed on 10.9 Mon]
・10/4 Wed - 6 Fri 11:00 ~ 18:00
for buyers and press
・10/6 Fri - 8 Sun 12:00 ~ 19:00
for press and friends
・10/10 Tue - 15 Sun 13:00 ~ 19:00
for all customers
(10日からはどなたでもご覧いただけます)
皆様のお越しをお待ちしております。
*お越しの際はできるだけアポイントをお願いしております。
IKEDORI 発見が個性になる
「IKEDORI 発見が個性になる」開催
華道家 大槻将之と写真家 河野優太による展示「IKEDORI 発見が個性になる」を8月26日〜30日に開催。
あらゆるクリエイティビティが安易に摂取できるようになり、自分の考えていることが新しいことなのか、それとも、既に見たことのあるものを、都合よく自分の個性のようにアウトプットしてしまっているだけなのか分からなくなってしまいがちな、この時代。あれこれ考えずに、日常に溢れている、小さな発見に問いかけを続けていくことこそが、個性を形作るのではないか?
そんな問いを元に、発見を「いける」いけばなと、発見を「とる」写真、2つのジャンルを掛け合わせ、両者が合わさることでこそ可能になる表現を追求することで、そこから発露する個性の幅の拡張を試みました。
大槻将之 華道家/1990年生まれ。
日本大学芸術学部 卒業。
2009年 草月流に入門し、竹中麗湖氏に師事。
広告代理店におけるクリエイティブディレクションや、飲食店の経営経験を経て、他分野との協業でしか生まれないいけばな表現や、独自の空間演出を追求。
いけばな草月流師範。「Sense of Solid―新進気鋭フラワーアーティストの花と造形」共著。
河野優太 写真家/1989年生まれ。
日本大学芸術学部 卒業。
出版社写真部を経て、2017年に写真家として独立。
広告、エディトリアルなどの撮影を手がける傍ら、自身の作品制作活動「Plant」「Military personnel」において、幼少期からの興味の対象である、無骨なオブジェクトやランドスケープの写真を撮り続けている。