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盛永省治 個展 開催のお知らせ
盛永省治 個展
Shoji Morinaga Solo Exhibition
2022. 5. 20 Fri~ 29 Sun
12:00 ~ 19:00
5月20日より、木工作家 盛永省治の個展を開催いたします。
じっくりと木に対峙し、製作を続ける盛永省治さん。
雄大な、時に荒々しくも豊かな自然が織りなす美しい鹿児島の風景を望む工房にて、日々黙々と製作しています。
盛永さんの工房の入り口には、材料となる丸太がゴロゴロと転がり、中は木を切り出す大きな機械、削り出す機械、たくさんの工具、そして木屑の山々。
元々家具職人だったという背景から、一見家具工房のような無骨な空間でのさまざまな工程を経て、繊細な曲線を持つ彼の作品が生み出されています。
「材料は、製材所や材木屋さんで捨てられる丸太の切れ端なども買わせていただいています。最初は高価な材木はまともに買えないこともあって徐々に今の材木との関わり方になっていきました。
素材のボリュームや木目、木の状態を見ながら何を作るか考えるので、材料から恩恵を受けながら製作するこのやり方も、継続してやっている意味が出てきているように思います。
工房から出る木屑や木端はご近所の方が全部持って行ってくれています。木端は薪にしたり、細かい木屑は堆肥にしたり畑に撒いたりするそうです。継続して持っていく方がいると、少しは誰かの役に立てているのかもしれません。ここだけはウチの工房で自慢できるところです。」
膨大な木屑も実は無駄なく活用されているこの循環も、彼の作品の美しさの一つだと思えます。
盛永省治
1976年鹿児島生まれ。家具メーカーで職人として勤務ののち、
2007年に自身の工房を始める。同時にウッドターニングを独学にて開始。
その後アメリカを代表するアーティスト、アルマ・アレンに師事。
現在はウッドターニングによる作品を主に国内外での個展や合同展を中心に作品を発表している。
http://www.crate-furniture.net/
今回シソンギャラリーでの初となる個展では、独特のフォルムが美しいオブジェやスツール、木目を生かして削り出した器など、盛永省治らしい存在感のある作品の展示と販売を予定しています。