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吉野マオ 「Bréssing」開催のお知らせ
Mao Yoshino “Bréssing”
2025.12.3 wed – 12.21 sun
13:00 - 18:00
*Closed on Mon & Tue
Closes at 17:00 on the last day
/ [ brésiŋ ]
/ Bréssing : breathe + bless + being
[ 日訳 ] 息・祝福
SISON GALLERYでは、上記日程にて画家・吉野マオ(Mao Yoshino)の新作展 「Bréssing」 を開催いたします。
吉野マオは、東京藝術大学卒業後、「祝福」をテーマに絵画作品を発表し続けています。また、デザインユニットでの活動や、COMME des GARÇONSをはじめとするブランドへの作品提供など、多方面で精力的に活動しています。
当ギャラリーでは本年1月の個展にて大きな反響を呼び、今後最も注目すべき作家のひとりとして位置付けています。
今展では、作家の持ち味である明るく前向きな花々をモチーフにした新作を中心に展示し、未来への思いが広がる空間を創出します。
ぜひこの機会にご高覧くださいませ。
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作家ステートメント
「私にとって”人との出会い・人と生きること”は生きる喜びであり、それを絵で表現することは人々の命を祝福することである。
[ 息(命)ー Breathe ][ 祝福 ー Blessing ]
このふたつの言葉が合わさり、タイトルになった。
このタイトルで言いたいようなことは、どの制作の根底にもある。
でも今回は、9月に沖縄に滞在したことでその気持ちがまた強くなった。
滞在中に初めてエイサーを見て、人々に必要なもの、自分がやるべきことは”これだ!"と再確認した。見た瞬間、先祖や地球の始まり(土)、今(枝)、そして未来(葉)が一本の光で繋がった感じがした。
今まで生きてきた人と、私たち、そして未来に生きる人が一本で繋がり、
命そのものが肯定される”愛”そのものにも見えた。
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誰かのためだけに描いてきた小さな絵手紙から、
少しずつ、遠くへ、多くの人に届いていく絵画になった。“絵で宇宙を喜ばせたら、宇宙にいるすべての命が一緒に喜ぶ!”最近はそんなことを考えている。
もっと宇宙へ届く絵を、どうやったら描けるだろう。
でもそう遠くを見て描こうとした途端、うちにに引き戻される。
また小さな手紙を描いている自分に引き戻される。
遠くへ絵を描くことは、うちに入って自分の中にある”土”を見つめることでもあった。
私がエイサーでみた、1本の光の最初にある”土”の部分。
私は誰に愛され、誰を愛して、何を思ったか、どう生きたか。
今まで自分の軸にあった”手紙のような絵画”がより大切なものになった。
今回、特別な展示になる気がしているから
メインビジュアルは自分の色である”赤”をベースに描こうと決めた。
そうしたら自然に私と同じ”赤”で描きたくなる唯一の人が浮かんだ。
偶然その人は私が今一番描きたい人だった。
彼女からもらった愛、私が彼女を思う愛は、この絵に全て表れた。
そして見る人をも愛し、きっと一緒に命を祝福することができる。」
— 吉野マオ
Mao Yoshino @l_maoyoshino_l
1996年愛知県生まれ。2021年 東京藝術大学 工芸科陶芸研究室卒業。
抽象化された花や自然物をモチーフに、手紙のようなコミュニケーションを行う絵画を制作する。
幼少期より人に気持ちを伝えるために絵手紙を描いていたことが原点であり、現在はその対話を広げる形で絵画作品を展開している。
ファッションブランド、飲食店、公共施設などへ作品を提供しながら、絵による“対話”を社会に広げ続けている。
近年の主な個展:
2025「しま ぬ ひかり」CONTE, 沖縄
2025「LOVE COMES DANCING」CITY SHOP, 名古屋
2025「POST OFFICE」SISON GALLERy, 東京
2024 「Flower flame」 cont, 名古屋
2024 「tie knots°」 galerie P+EN, 名古屋
2024 「h•y•m•n」 下北沢アーツ, 東京
2023 「Hello Song」 Yamanote Line Museum 高田馬場, 東京
