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2025 / 10 / 29  14:47

今泉敦子 Atsuko Imaizumi その草はらを抜けておいで 『Come through that meadow』開催のお知らせ

今泉敦子 Atsuko Imaizumi  その草はらを抜けておいで 『Come through that meadow』開催のお知らせ

今泉敦子

Atsuko Imaizumi

 

その草はらを抜けておいで

『Come through that meadow』

 

11.15 Sat – 11.23 Sun

 13:00~18:00

*Closed on Monday and Tuesday

*Closes at 17:00 on the lastday 

 

旅が終わるとき、たどり着くのはどんなところなのか考えながら描いています。

静かで、豊かで、あらゆる縛りがほどけて、しみじみと染みわたるような心地よさに満ちた、そんな場所であることを願いながら。

でも、紙の上に表すには、わたしにとってその場所はまだあまりに漠としています。同時に、いまはまだ具体的にしたくない、おそらくもう少し続くであろう旅路をじっくり味わいながら歩くためにも、何か大きくて透明なもののままであってほしい、という気持ちもあります。

だから、その手前を描いています。

フィナーレへの道はこんなかな、あんなかな、こんなところを通っていけたらいいな――。

そんなことを思いながら、ゴールの門への序奏のような風景を探して描いています。

 

絵のなかにときどき登場する動物たちは、旅路の最終盤に待っていて、そこまでやってきた旅人をねぎらい、ゴールへといざなってくれる、あるいはいっしょに歩いてくれる案内人、というイメージですが、”旅”の意味するところも含めて、自由な解釈で観ていただけたらうれしいです。