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2023 / 06 / 10  10:00

寺井ルイ理 絵画展「ハイブリッドドリーム ”夢は時空を超えて見れるか?”」開催のお知らせ

寺井ルイ理 絵画展「ハイブリッドドリーム ”夢は時空を超えて見れるか?”」開催のお知らせ

寺井ルイ理の新作絵画展を下記の日程にて開催いたします。

 

「ハイブリッドドリーム ”夢は時空を超えて見れるか?”」

2023624日~72日 13:00 ~ 19:00 (月曜休廊)

 

 “おもちゃ箱をひっくり返したような” アトリエで、モノの価値観もひっくり返しながら、遊ぶように創作する寺井ルイ理。

 

絵画や作品制作と共に、ファッションの企画、バイヤー、ある時は#ファッションブロガーなど、さまざまな活動を通して、クリエーションに携わってきた。

 

「僕は“価値観の定義の問い”や“価値観の昇華”に興味があって。矛盾や、物事の狭間を考える事が好きだなんだと思います。『トレンドって何?』ということについて考える事とか。お洒落が個性とオリジナルなら、“誰も着こなせないようなトリッキーな服”が1番お洒落っていう答えに行き着いた。僕はあえて合わない色を探している部分もあって。多くの人達は相性の良い色の組み合わせを探すから、不安になると思うんだけど、僕の場合、色が合わない時が最高なんです。だけどまだ合わない色同士に出会った事はありません」

 

「ジュラシックパークのティラノサウルスは6800万年前の夢を見るのか? 本当にもし恐竜が復活したら、何千年万年前の夢を見るのか考えてみたんです。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のタイトルがずーっと好きで、いつも色々な物事をこのタイトルに当てはめて考えてます。現代に復活した恐竜は、現代と何千年前のハイブリッドの夢を見るのか? もしそうなら、夢の絵柄を想像すると楽しい。『アンドロイドは〜』の原題は『Do Androids Dream of Electric Sheep?』なんだけど、好きなのは日本語タイトル。“電気羊”って、電気鰻みたいじゃない? “Electric Sheep”は電気で動く羊だけど電気羊は電気を発電してるかもしれない。アンドロイドの羊じゃなくていいわけです。本当は電力羊と訳すべきだったんですよね。電気羊と訳したことで、イマジネーションの幅ができた。実は元はストレートヘアの羊で、自分の電気でチリチリなのかな、とか(笑)」

 

今回の展示のテーマは「ハイブリッドドリーム “夢は時空を超えて見れるか?」どんなハイブリッドな夢を見せてくれるか楽しみである。

 

寺井ルイ理

Louis Terai

東京生まれ。11歳より単身渡英。Central St Martins LONDONからWINCHESTER SCHOOL of ART入学後、FINE ART PAINTINGを専攻し卒業。その後展覧会に絵画作品を発表するかたわら、ロンドンを拠点に多数のアパレルブランドに企画、バイヤー(BROWNS)として携わる。30歳で帰国。以降、アブストラクトペインティングを中心に作品を発表、国内外のコレクターに親しまれている。

また伊勢丹新宿本店ウィンドウのジャックや、ルイ・ヴィトン、3.1Philip LimCA4LA、開化堂、中川木工芸、風月堂等の国内外のブランドや企業とのコラボレーションなども展開、絵画制作だけにとどまらず、様々なディスプレイデザインやブランドプロダクトディレクションも手掛けている。